『花を旅する』 

一体どういう経緯で我が家に来たのかわからない本書を読了しました。買った記憶が全くありませんが、最近本棚で新しく見かけたので、ストレスが溜まっていた間にいつの間にか買ったのでしょう。

12ヶ月それぞれの花を取り上げて、万葉集や、古今和歌集、枕草子、源氏物語の和歌、時折フランスの詩を引きながらつづった一冊。

ただ単に花の紹介なのではなくて、日本人にとって「花とは何なのか」の姿勢を貫いており、そこに西行や芭蕉の旅の精神、隠遁、神をまつること、生命の生まれ変わりなど、日本人的思考に溢れた一冊です。

個人的にこういった文芸の中に精神性を探る試みは大好きなので、最初は著者の思い出話なのだろうか?と少し取っつきにくかったのですが、途中から自身が普段から考えていることや、より掘り下げたいことの手がかりがわんさか出てきてとても楽しく読めました。

2月末に梅と桜について喋る機会がまさにありまして、そこから「花」の精神につなげようと思っていたので、ほぼほぼ本書をまとめて、海外の方向けに補足すれば事足りてしまう。なんてラッキーなんだ。

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